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ここへきて、人員整理、希望退社募集が目立ちます。佐久においても、この一年工場の閉鎖や、統合などありました。殆どの企業が子供に金が掛かる35歳以上が対象で、グループ全体で300人近い人を整理という会社。部門によっては、忙しくなったところも有るが、全体では相当な落ち込みいう。リーマンショックの2〜3年前に35億円の投資をしての新工場、この5年新卒を採らず、退職者の補充もせずにここまでやってきたが、最後の手段として年明けに200人全員整理を発表した会社。佐久の工場を閉鎖して、中国行きの片道切符を切られ殆どが辞めざるを得なかった会社。新潟に統合した会社。面接者の中には、この5年減給あり、昇給・賞与は無く、2ヶ月前の稼動が12日とまだまだ厳しい状況にある会社。ここへ来て株安、燃料の高騰、食品の値上げ。来年4月から消費税の値上げも有りで、これから先も悪い材料が目立つ。シリア攻撃にアメリカが踏み切れば、世界経済は一時的には失速し、株も暴落も有り得るし、尚更ガソリンは値上げとなるという説。別な見方として、近いうちにオバマ大統領は強いアメリカ、強いドルの戦略に踏み切る計画。その場合1ドル120円台も有り得ると?だが、アベノミクスは地方の中小企業までは、未だ届いてはいない様である。
新聞報道によると、7月の参議院選の前哨戦とも云われている東京都議選(定数 127)開票結果は自民と公明両党の候補が全員当選、過半数の64議席は大きく上回って圧勝した。民主党は現有43議席から20議席を割り込み、公明党を下回る結果となった。日本維新の会はといえば34人を擁立したが2人と現有3議席にも届かなかった。共産・みんなの両党は躍進した。自民党は昨年の衆議院選では「原子力に依存しなくてもよい経済・社会構造」目差すとしていた。今度の参議院選の公約は原発の再稼働、原子力技術の輸出を揚げている。政策の転換によって東京都議選を圧勝したのか。この疑問に答えてくれそうなのが脱原発を訴えて立候補する俳優の山本太郎だ。さて、皆さんはこれから始まる参議院選、どの様にお考えでしょうか。
アベノミクスへの期待感から、円は100円台に急落、株価は一時15,942円(5/23)と今年最高値を記録したが、終値は1,143円安と下げ幅では13年ぶりの記録が。また、午前は500円高も、午後は-500円といった一日の変動幅も1,000円と急激な動きが最近の一日。アベノミクスの変化はまだ中小企業には実感がない。 だが、円安による原材料費の高騰や、電気料金の値上げは深刻だ。自動車大手の様な輸出産業は、笑いが止まらないが、ほとんどの企業は円安の恩恵は今のところは見当たらない。急激な株価の上昇の大半の買付は外国人と聞く。国内はリーマンショックによる株価の赤字解消の売りがほとんどという。皆さんは、これから先をどの様に読みますか・・・?
3年2ヶ月続いた民主党政権から、自民党政権に変わり、安部内閣誕生。年末までの2ヶ月半の間に日経平均株価は3割急騰、ドル/円相場は15%急落した。それから3ヶ月後の年度末、ドル/円は100円近くまで急落。アベノミクスへの期待感によって上昇。ファンダメンタルズ(経済の基礎的要因)の変化によって力強い上昇が期待され、この年末には15,000円、復活自民党政権2年後にはリーマン・ショック前の18,000円を超え、さらに大相場となる可能性をも夢ではないとも。一方、製造業はといえば、大手電気メーカーは創業以来の大赤字決算が続き、人員整理、工場閉鎖に追い込まれ。佐久市内でもこの一年で何社かが人員整理、閉鎖が。まだまだこの様なことが続きそうな状況にある。
年度切り替えの3月末となり、何かと気ぜわしい月です。卒業・進学・就職のお知らせから、メールでの早期退職の知らせ。定年退職の知らせ。突然見えて異動の知らせと、お世話になりましたと名刺を置いて行かれた方。是非会ってご挨拶をと、何日か前に都合を問い合わせて来た方がいた。市議会議員2期8年、もう沢山です。何年やっても退職金も無い。今期限りで辞めるという。市政の裏話や、議員の辛さや失敗談など3時間近く。前回の選挙で特別お世話になったと、改めてお礼の挨拶に見えた方であった。
JXホールディングス相談役の渡 文明氏によると、日本は戦後の混乱から復興、高度成長を果たし、先進国入りし、それから20年を超え停滞期にあること。ここから再生するのか、衰退していくのか、分水嶺に立っている。行き詰まりは歴然としている。日本の国内総生産(GDP)が世界に占める比率は、1990年には14%でしたが、2011年には9%に縮小。1人当たりGDPでも2000年の世界3位から17位に下がり、2060年の総人口は現在の32%減の8674万人、生産年齢人口はほぼ半減の4418万人に。日本のマクロ指標は衰退を示しているという。皆さんはどのようにお考えでしょうか。
リーマンショック以来長いこと空いておりました根々井工場。昨年12月から1年半の契約で借りて頂きました。京都の100年を超える老舗の材木店で、宮内庁ご用達商人とのこと。軽井沢で大手建設会社の内装工事を受けての今回下準備に根々井工場を。最近の工事しては、東京駅の貴賓室(皇室用)などを。以前は主にタンスの制作を。それ100万円からのもの。高い物は300万円位のものまで。そんなタンス、近年は年に何本も出ない。そこで寺・神社・劇場・高級住宅の内装工事に力を入れてきているとのこと。仕事量の少ない中での長年積み重ねた技術を、後輩にどう教えていくかが問題で苦慮しているとのこと。高価な材料がこれから搬入されるのでしょうか。セキュリティに地変気を使われておりました。軽井沢では、動力を使った工場は許可が出ないとのことで、今回ご縁を頂きました。
11月26日野田総理は衆議院の解散を宣言。それから1ヶ月、予想外のことが起きた。民主党政権になって3年3ヶ月、超円高の波を止めることができなかった。結局、決まったのは増税のみで、年金や福祉を先々まで確かな形にする本題は先送りされた。100年に一度ともいわれた東北大震災にも拘らず、円は上がり続け、株価は下がり、リーマンショックを超える大不況。日本経済は円高、他国と比べ高い法人税、TPPをはじめとする海外との経済連携の遅れ、不安定な電力供給など、六重苦に苦しめられ、大手電気メーカーは創立以来の大赤字決算が続いた。薄型テレビなどデジタル家電の分野で負け組を自ら認め、下請けは最後の手段、人員整理、工場の閉鎖に追い込まれた。3人の首相が変わり、少子化対策(人口が50年先には3割以上減り、100年先には3分の1に縮むとされるが)担当の少子化相が10人変わったのにも問題がある。聞こえの良いマニフェストに、やらせて見たらと乗った国民に、付けは廻った3年であった。
ここへ来て、パナソニック・シャープ・オリンパスと大手企業の希望退社募集が新聞紙上を賑わしています。県内では10月だけで10人以上の人員整理は12社240人。佐久市内でも、この3月にはツガミ信州工場の閉鎖。スペースエナジーの佐久事業所が年内で閉鎖を発表。東芝系のリチウム電池工場の新潟への統合など、佐久市にとっても由々しき問題です。市内の巻き線メーカーでは週3日出社4日休み。御代田の工作機械メーカーは本社工場が2割、アジアの4工場で8割の生産、月産600台の生産能力を自負したこの会社も、先月は20数台のみの受注であったとか。先週末に見えたある商社、機械の動きは殆どなく、10幾つある営業所と本社が全て赤字にと。今年始めに、歴史的な円高、3.11による原発停止によるコスト高。尖閣諸島問題での、日中関係の拗れによる日本製品不買い運動、訪日旅行客の減少、中国向け輸出の減少など、五十苦、六十苦となって日本経済を下押ししてきているのが今日の様である。
パナソニック 7,650億円、シャープ 4,500億円。いずれも今期(2013年3月期)連結巨額赤字見込み額で2年連続となる。景気が後退局面に入ったことの見方が強まってきた。ここ3ヶ月の鉱工業生産指数は前年比で4.2%と大きく低下した。予測調査から判断すると、これからの3ヶ月の生産も落ち込む見込み。自動車販売を支えてきたエコカー補助金が終了したことで輸送機械工業が12.6%と急減。内外の設備投資の低迷をうけて一般機械が5.0%減るなど、ほとんどの業種で低下した。尖閣諸島をめぐる日中間の緊張は、減速する世界経済の大きなリスク。日本自動車メーカーにとって最大の自動車市場で大幅減生産を余儀なくされた。それは日本の産業界にとっては大きな問題。日銀短観では高めに出た設備投資も下方修正は避けられず、中国からの観光客の落ち込みも、日本は景気後退に直面する。 日本経済はまさに病膏肓(心臓の下部で一番奥深い所でそこに病気が入り込むと治療が難しい)に入ってしまった。だが、「景気は年末にも底を打ち、年明けから持ち直す」との楽観予測も一部にはあるが、さて皆さんはどの様に予測しますか・・・。
知人の一人に、500坪の敷地に地下に駐車場、建屋は部屋数十幾つの100坪を超える上物。2億近くかかっているとかの、噂の豪邸を建てた人がいる。彼を知る者は、若い時から建設会社を興し、30数年の苦労と努力の結果と、あいつはたいした奴だと誰もが云っていた。幾つかの地域の役を受け、名誉市民の一人と賞賛した。
だが、9.11、IT不況と続いた不況、公共投資も大幅に縮小。豪邸を新築してから5年後、負債総額16億円で会社は倒産。個人は自己破産した。後から聞いた話では、会社の展示場として建てたとか。何回か倒産の噂がたったことがある、倒産しないのが可笑しいくらいとか。大分前からの計画倒産だとか幾つかの話を聞いた。
大きくすることより、潰れない会社の仕組みに重点を置くことが、最大の目標と考える方が多い時代では...
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